こんにちは、たける(@takerushima)です!
このページでは2022年11月上旬の時事問題を紹介&解説しています。
2022年11月1日〜15日までに起きた出来事のうち、受験・就活・資格試験に出題されやすい時事問題をまとめましたので、皆さんの勉強にお役立てください。
元教員の社会科塾講師がポイントをわかりやすくまとめました!
時事問題の勉強として押さえておくべきキーワードには、青色でハイライトをつけています。ぜひ勉強の参考にしてください!
このページの使い方
このページで紹介している時事問題は、中高生のみならず、就職活動の大学生や社会人のかたなど、多くの方々にご活用いただいています。
- 中学受験、高校受験、大学受験の対策
- 中学受験生をもつ保護者さまの学習
- 中学生・高校生の定期テスト対策
- 就職活動、公務員試験、社会人の資格試験対策
- 教員の方、教育関係者の方
このブログでは、社会科の勉強という観点から、試験などに出題されやすい時事問題をまとめています。用語の丸暗記にならないよう、ポイントを押さえながら学習していくことが可能です。
- 用語の丸暗記にならないようポイントも解説しています!
- 社会科で習う内容をもとに整理!テスト対策や就活などの勉強に最適です。
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2022年11月上旬の時事問題一覧
まずは押さえておくべき2022年11月上旬の時事問題を見ておきましょう!
- 12月から冬の節電要請を決定(11/1)
- 北朝鮮がミサイル発射、Jアラート発表(11/3)
- アメリカ中間選挙(11/8)
- ツイッター、マスク氏買収で上場廃止(11/8)
- 皆既月食と天王星食、442年ぶり(11/8)
- 急激な円高ドル安、一時1ドル=138円台(11/11)
- 世界の人口、80億人に到達(11/15)
- ポーランドにミサイル着弾(11/15)
この他に知っておきたい話題として、
①G20(主要20カ国・地域首脳会議)がインドネシアのバリ島で開催
②COP27(第27回気候変動枠組条約締約国会議)がエジプトのシャルムエルシェイクで開催
③葉梨康弘法務大臣の辞任
などもありました。
それぞれがどんな話題だったのか、押さえておくべきポイントは何かを順番に確認していきましょう!
【1】12月から冬の節電要請を決定(11/1)
11月1日、政府は12月から来年3月末まで節電要請を行うことを決定しました。冬に節電要請を行うのは7年ぶりです。
節電要請実施の背景には、ロシアによるウクライナ侵略などの影響で、火力発電の主な燃料である液化天然ガス(LNG)が安定供給されるかが不透明である点などが挙げられます。
発電・エネルギーのあり方をめぐっては、岸田文雄首相が今年8月に原発再稼働や新増設に言及しており、今後、東日本大震災以降のエネルギーのあり方が変わる可能性もあります。
時事問題としても、発電・エネルギーなどについては押さえておきたいテーマです。
【2】北朝鮮がミサイル発射、Jアラート発表(11/3)
11月3日、北朝鮮が複数の弾道ミサイルを発射しました。
このうちの一発が日本の上空を通過する可能性があったことから、Jアラート(全国瞬時警報システム)が発表されました。実際には日本上空をミサイルが通過することはありませんでした。
10月4日にミサイルが東北地方を通過した際にも、Jアラートは発表されていました。
【3】アメリカ中間選挙(11/8)
11月8日、アメリカで中間選挙の投開票日を迎えました。
中間選挙とは、4年に1度の大統領選挙のちょうど中間に行われる選挙のことで、主にアメリカ議会の議員選挙などを指しています。議会議員選挙ですが、バイデン政権への評価にもなるため注目の集まる選挙です。
中間選挙の結果、下院では野党・共和党が過半数を獲得したものの、上院では与党・民主党が多数派を維持することとなり、事前の予想に反して民主党が善戦したとみられています。
アメリカではこの中間選挙の結果を受けて、2年後の大統領選挙に向けて議論が活発になっていきます。
民主党はバイデン大統領が再選に向けて動くかどうか、一方の共和党はトランプ前大統領がどの程度支持を集めることができるかどうかなどが注目されています。
【4】ツイッター、マスク氏買収で上場廃止(11/8)
10月27日、アメリカの起業家・実業家のイーロン・マスク氏がツイッター社を買収しました。
株式の100%を買い取る形で買収が行われ、その結果、11月8日にはツイッター社のニューヨーク証券取引所への上場が廃止されました。
ツイッター社は近年業績が悪化しており、イーロン・マスク氏による業績回復への取り組みに注目が集まります。
【5】皆既月食と天王星食、442年ぶり(11/8)
11月8日、全国で皆既月食が観測されました。
月食とは、地球が太陽と月の間に入ることで、地球の影が月にかかり、月が欠けて見える現象のことです。
また一部の地域では、皆既月食中に天王星が月の後ろに入って見えなくなる天王星食も観測されました。
皆既月食と惑星食が同時に起きるのは442年ぶり、次は322年後のことだそうです。
【6】急激な円高ドル安、一時1ドル=138円台(11/11)
11月10日、アメリカで統計(10月の消費者物価指数)が発表され、その影響で円安が止まって円高となりました。
統計発表前までは、1ドル=146円台をつけていた為替相場ですが、統計が発表されると141円台まで円高が進行し、翌日には一時1ドル=138円台になりました。
今年は長く「急激な円安」が続いていましたが、今回は短期間で「急激な円高」になった形です。
【7】世界の人口、80億人に到達(11/15)
11月15日、国連は世界の人口が80億人に到達したと発表しました。
- 世界の人口は約10年で10億人増加した(2011年の人口は70億人)
- 特にアジア・アフリカで人口の増加が著しい
- いくつかの国では少子高齢化となり、増加のペースは鈍化している
- 2023年には、インドが中国を抜いて人口世界一になる予測
人口問題は、世界の人口とともに日本の人口についても、その特徴や課題は頻出ですから、ポイントを確認しておきましょう。
特に、2022年の日本の出生数は初めて80万人割れになる可能性が指摘され出していますから、今後の報道にも注目です。
【8】ポーランドにミサイル着弾(11/15)
11月15日、ウクライナの隣国ポーランドに、ロシア製のミサイルが着弾し2人が亡くなりました。
詳しい調査結果が待たれますが、現時点ではロシアのミサイルを迎撃するために発射された、ウクライナの迎撃ミサイルが何らかの理由で落下したのではないかと見られています。
NATO(北大西洋条約機構)に加盟をしているポーランドにロシア製のミサイルが着弾したことから、最悪の場合は大きな戦争に発展する可能性もあると、世界に緊張が走りました。
時事問題の学習で大切なこと
受験・入試での時事問題の勉強というと、とにかく「大事な用語を覚えよう」となりがちですが、それだけでは十分な学習とは言えません。
出題者は決して、「どれくらい用語を知っているのか」という知識量だけを知りたいのではなく、「いかにニュース・世の中に興味を持てているのか」「みずから学ぶ姿勢を持っているか」という学習姿勢も測るために時事問題を出題することが多いからです。
- ニュースや世の中に興味・関心を持つことができているのか
- 一部の分野だけでなく、さまざまな話題に興味・関心を持っているか
- みずから積極的・能動的に調べ、学び続ける姿勢を持っているか
- 深い学びをできているか(課題が何かを認識し、その解決策を考えることができているか)
教員のとき、実際に時事問題を出題していましたが、知識を問うだけでは出題する意味があまりなくなってしまうんですよね…(クイズのようになってしまい学習の本質から外れてしまうことが多いんです。)
ですから、時事問題を勉強する際は、ひとつひとつの時事問題について、みずから主体的に興味や関心を持って、今の世の中で一体何が起きているのかを学ぼうとする姿勢が大切です。
重要な用語を押さえることはもちろん、わからないと思ったことは調べてみたり、「なぜ?」という観点を持って日々のニュースに触れようとするその姿勢こそが、時事問題の学習を深めることになります。
- 重要な用語は覚えるだけでなく、意味も理解しておく
- 内容や用語でわからないことがあれば調べて理解しようとする
- ひとつひとつの時事問題について、自分なりの意見や考え方を持ってみる
そういった学びの助けになるよう、大切なポイントをこの記事でまとめましたから、ぜひそれらを参考に勉強してみてください。
また、同じテーマの内容を、より詳しく動画で学べるよう、YouTubeに動画をアップしているので、こちらも見てみてください。