こんにちは、たける(@takerushima)です!
このページでは2022年11月下旬の時事問題を紹介&解説しています。
2022年11月16日〜30日までに起きた出来事のうち、受験・就活・資格試験に出題されやすい時事問題をまとめましたので、皆さんの勉強にお役立てください。
元教員の社会科塾講師がポイントをわかりやすくまとめました!
時事問題の勉強として押さえておくべきキーワードには、青色でハイライトをつけています。ぜひ勉強の参考にしてください!
このページの使い方
このページで紹介している時事問題は、中高生のみならず、就職活動の大学生や社会人のかたなど、多くの方々にご活用いただいています。
- 中学受験、高校受験、大学受験の対策
- 中学受験生をもつ保護者さまの学習
- 中学生・高校生の定期テスト対策
- 就職活動、公務員試験、社会人の資格試験対策
- 教員の方、教育関係者の方
このブログでは、社会科の勉強という観点から、試験などに出題されやすい時事問題をまとめています。用語の丸暗記にならないよう、ポイントを押さえながら学習していくことが可能です。
- 用語の丸暗記にならないようポイントも解説しています!
- 社会科で習う内容をもとに整理!テスト対策や就活などの勉強に最適です。
- 動画で勉強したい人向けにYouTubeでより詳しく解説しています!
より詳しい解説をYouTubeにアップしています。登録者1万人以上のチャンネルで、効率よく動画で勉強してみてください!
2022年11月下旬の時事問題一覧
まずは押さえておくべき2022年11月下旬の時事問題を見ておきましょう!
- 「アルテミス計画」のロケット打ち上げ(16日)
- 衆議院「10増10減」の改正公職選挙法が成立(18日)
- 北朝鮮のミサイルが日本のEEZ内に落下(18日)
- サッカーW杯カタール大会が開幕(20日)
- 寺田稔総務大臣が辞任、岸田内閣で3人目(20日)
それぞれがどんな話題だったのか、押さえておくべきポイントは何かを順番に確認していきましょう!
2022年11月上旬の時事問題はこちらで紹介しています。
【1】「アルテミス計画」のロケット打ち上げ(16日)
11月16日、アルテミス計画の第一弾となるロケットが打ち上げられました。
宇宙船「オリオン」は月の軌道に無事到着し、打ち上げは成功しました。
今回の打ち上げでは日本からも月面着陸機「オモテナシ」と宇宙探査機「エクレウス」の2機が相乗りして打ち上げられました。
- NASA(アメリカ航空宇宙局)が主導している月面探査計画
- 2025年に、アポロ計画以来となる有人月面着陸を計画
- このほか、月面に基地を建設し、月面基地を拠点に火星有人探査なども予定されている
近年は宇宙開発・月開発が活発になっており、時事問題でも扱われやすくなっています。
月開発は今後各国の動きが活発になることが予測されていますし、民間の宇宙船で国際宇宙ステーションまで行ける時代になっていますから、理科関連の動きもニュースで確認するようにしましょう!
【2】衆議院「10増10減」の改正公職選挙法が成立(18日)
11月18日、臨時国会の目玉のひとつでもあった改正公職選挙法が成立しました。
今回の公職選挙法の改正は、おもに衆議院の小選挙区の数を「10増10減」することなどが特徴となっています。
- 小選挙区の数が増える地域:東京、神奈川、埼玉、千葉、愛知
- 小選挙区の数が減る地域:宮城、福島、新潟、滋賀、和歌山、岡山、広島、山口、愛媛、長崎
人口の多い地域の小選挙区の数を増やす一方、人口の少ない地域の小選挙区の数を減らすことで、「一票の格差」の是正を図っています。
一票の格差とは、選挙区間で有権者数が異なることで、有権者1人の票の価値が不平等になることです。
今回の法改正で格差の是正につながる一方、人口減少が続く地方の声が国政に反映されにくくなることを懸念する声もあります。
まずは10増10減という取り組みが行われることをおさえておきましょう。
【3】北朝鮮のミサイルが日本のEEZ内に落下(18日)
11月18日、北朝鮮が弾道ミサイルを発射し、そのミサイルが日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下しました。
また、この日発射されたミサイルはICBM(大陸間弾道ミサイル)と見られており、アメリカ本土が射程に入るとされているものです。
度重なる北朝鮮によるミサイル発射がわが国の脅威となっており、地域の安定に向けての取り組みが求められています。
【4】サッカーW杯カタール大会が開幕(20日)
11月20日、サッカーワールドカップカタール大会が開幕しました。
カタールは中東のアラビア半島に位置している国で、中東でのワールドカップ開催は初めてです。中東の暑さ対策のため、今回のワールドカップは冬開催となっています。
サッカー日本代表も大会に出場し、その活躍が連日報道され、多くの国民が熱狂しました。
カタール大会をめぐっては、大会の招致をめぐる汚職疑惑のほか、移民労働者の権利や女性・性的少数者の権利をめぐって批判の声もあがっています。
【5】寺田稔総務大臣が辞任、岸田内閣で3人目(20日)
11月20日、寺田稔総務大臣が辞任しました。
臨時国会が始まって以降閣僚の辞任が相次いでおり、この1ヶ月で3人目の辞任となりました。
- 10月24日:山際大志郎経済再生担当大臣(旧統一教会をめぐる問題で辞任)
- 11月11日:葉梨康弘法務大臣(いわゆる「死刑はんこ」発言で辞任)
- 11月20日:寺田稔総務大臣(政治資金をめぐる問題で辞任)
時事問題の学習で大切なこと
受験・入試での時事問題の勉強というと、とにかく「大事な用語を覚えよう」となりがちですが、それだけでは十分な学習とは言えません。
出題者は決して、「どれくらい用語を知っているのか」という知識量だけを知りたいのではなく、「いかにニュース・世の中に興味を持てているのか」「みずから学ぶ姿勢を持っているか」という学習姿勢も測るために時事問題を出題することが多いからです。
- ニュースや世の中に興味・関心を持つことができているのか
- 一部の分野だけでなく、さまざまな話題に興味・関心を持っているか
- みずから積極的・能動的に調べ、学び続ける姿勢を持っているか
- 深い学びをできているか(課題が何かを認識し、その解決策を考えることができているか)
教員のとき、実際に時事問題を出題していましたが、知識を問うだけでは出題する意味があまりなくなってしまうんですよね…(クイズのようになってしまい学習の本質から外れてしまうことが多いんです。)
ですから、時事問題を勉強する際は、ひとつひとつの時事問題について、みずから主体的に興味や関心を持って、今の世の中で一体何が起きているのかを学ぼうとする姿勢が大切です。
重要な用語を押さえることはもちろん、わからないと思ったことは調べてみたり、「なぜ?」という観点を持って日々のニュースに触れようとするその姿勢こそが、時事問題の学習を深めることになります。
- 重要な用語は覚えるだけでなく、意味も理解しておく
- 内容や用語でわからないことがあれば調べて理解しようとする
- ひとつひとつの時事問題について、自分なりの意見や考え方を持ってみる
そういった学びの助けになるよう、大切なポイントをこの記事でまとめましたから、ぜひそれらを参考に勉強してみてください。
また、同じテーマの内容を、より詳しく動画で学べるよう、YouTubeに動画をアップしているので、こちらも見てみてください。