2022年の重大ニュースを総まとめ

2022年の重大ニュースのタイトル

こんにちは、たける(@takerushima)です。

このページでは2022年の時事問題を重大ニュースとしてまとめ、紹介しています。

元教員の社会科塾講師が、受験・就活・定期テストなどで出題されやすい話題をまとめましたので、皆さんの勉強にお役立てください。

たける

時事問題の勉強として押さえておくべきキーワードには、黄色でハイライトをつけています。ぜひ勉強の参考にしてください!

また、YouTubeではこれらの時事問題についてより詳しく解説をしています。詳しく勉強したい方はぜひご覧ください。

2023年に話題となりそうな時事問題(ニュース予定)を整理した動画もアップしました!

もくじ

【★★★】ロシアがウクライナに侵略

2022年は、ロシアがウクライナに侵略を行うという衝撃的な出来事が発生しました。

2022年2月24日、ロシアは、ウクライナに対して特別軍事作戦と称して侵略を行い、現在も戦闘が続いています。ロシアの行いはウクライナの主権を侵害する国際法違反であり、国際社会はロシアに対して様々な制裁を行いました。

また、国際連合も動きを見せましたが、安全保障理事会常任理事国のロシアが拒否権を行使することで機能不全に陥り、「平和のための結集」決議に基づく緊急特別総会が40年ぶりに開かれることとなりました。

9月にはウクライナの東部・南部の4州で、ロシアによる「住民投票」や「併合」と称する行為が行われていますが、国際社会からは認められていません。

ウクライナ情勢に関連するおもな論点
  • 国際平和のあり方
    …国連や安全保障理事会がどうあるべきか、スウェーデンフィンランドNATO(北大西洋条約機構)加盟申請など
  • 核をめぐる問題
    核兵器をちらつかせるロシア、チョルノービリ原発が戦火にまきこまれるなど
  • 人権をめぐる問題
    …急増した難民・避難民ブチャでの民間人虐殺ノーベル平和賞はウクライナ関連など
  • 日本への影響
    小麦をはじめとする食料品価格高騰エネルギー危機防衛費増額の方針など

【★★★】「悪い円安」と物価高騰

2022年3月中旬から円安が発生し、物価高が深刻化した年となりました。年始は1ドル=115円程度だったところ、1ドル=150円台にまで達しました。

急激な円安の原因は日米の金利差の拡大が挙げられます。アメリカがインフレーション(インフレ)を抑制させるために金利を引き上げたのに対し、経済回復を目指す日本は金利を引き上げずに金融緩和政策を続けたことで、金利差が拡大しました。

円安により、輸入品の価格が上昇し、特に小麦をはじめとする食料品価格の上昇や、エネルギー価格の高騰の影響が大きく、企業や家計に影響を与えました。

政府はガソリン補助金や節電プログラムを実施しました。また、日本銀行は24年ぶりの為替介入を行いました。

たける

社会科の勉強としては、まず円安・円高の基本について理解することが大切です。
また、高校生や大学生は、為替相場の推移とその影響に注目し、2023年に日銀総裁が交代することで金融政策がどう変わるかを見ることが大切です。

日銀の総裁は、2023年4月9日に黒田東彦総裁から植田和男総裁に代わる予定です。

【★★★】成人年齢を18歳に引き下げ

4月、改正民法が施行され、約140年ぶりに成人年齢が20歳から18歳に引き下げられました。

成人年齢引き下げの理由としては、若者の積極的な社会参加や自己決定権の尊重、そして世界的に18歳が成人年齢であることなどが挙げられています。

たける

18歳成人によってクレジットカードなどの契約が保護者の同意なくできるようになったことや、裁判員に選ばれる可能性が出てきた点は重要です。
また、18歳成人にあわせて、女性の結婚できる年齢が16歳から18際に引き上げられたことも知っておきましょう。

【★★★】世界の人口が80億人を突破

11月15日、国連は世界の人口が80億人に到達したと発表しました。

世界の人口は、アジアやアフリカなどでの人口増加が著しく、世界人口のピークは2080年代の約104億人と予測されています。

たける

人口に関連して、2023年にはインドが中国の人口を抜いて世界一になると予想されており、2023年は人口問題が比較的出題されやすくなると考えられます。
また、日本国内では少子高齢化が深刻な状況で、抜本的な少子化対策が求められています。2023年4月には少子化対策も担当する「こども家庭庁」が発足する予定です。

【★★】参議院議員通常選挙、選挙期間中に安倍晋三元首相が暗殺

7月10日、参議院議員通常選挙が行われ、与党が勝利し、改憲勢力も3分の2を超えました。

また、選挙期間中には、安倍晋三元首相が暗殺されるという衝撃的な事件が起こりました。

たける

今回の参院選から参議院の定数が248人に増えたこともポイントです(242人→245人→248人と増加)。一票の格差の是正のための措置ですが、定数増に批判の声もあがりました。
定数、一票の格差問題のほか、選挙制度や衆議院・参議院の違いを確認しておくことが時事問題の勉強としては重要です。

【★★】電力需給がひっ迫、7年ぶりの節電要請

2022年は電力需給がひっ迫した年となり、政府は夏・冬の2回にわたって7年ぶりとなる節電要請を出しました。

電力不足の背景には、3月に発生した東北地方での地震によって火力発電所が停止したことや、再生可能エネルギーの普及に伴う火力発電所の休止・廃止が相次いでいた点、また、ロシアによるウクライナ侵略による液化天然ガス調達の不透明化などが挙げられます。

日本の発電は火力発電中心であり、脱炭素社会を目指す必要があるため、発電方法や比率について検討すべき課題があるとされています。

【★】新型コロナ、オミクロン株が流行

2022年は、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」が流行した1年となりました。

年明けの第6波・夏の第7波・冬の第8波と3回の感染拡大の波がありましたが、国内でのワクチン接種が進み、またオミクロン株の特性を踏まえて、政府は感染拡大防止と社会経済活動の両立を目指すようになりました。

そのため緊急事態宣言は発令されることなく、観光需要喚起策や入国者数上限の撤廃が行われました。

今後は感染拡大と社会経済活動の両立をどう図るか、マスクのあり方などが議論されていくことになります。

【★】プラスチック資源循環促進法が施行

4月1日にプラスチック新法(プラスチック資源循環促進法、プラ新法)が施行されました。

この法律は、私たちの生活で身近にもらう場面の多かったスプーン・フォーク・ストローなどのプラ12品目について、企業にプラスチック削減を義務付けたものです。

たける

この法律施行にあわせて、紙ストロー木製スプーンなどがコンビニ・飲食店で普及しつつあります。
2020年にはレジ袋有料化も始まり、私たちの身の回りでプラスチックごみ削減に向けた取り組みが進んだことで、これらの問題は受験でも多く出題されています。
SDGs(持続可能な開発目標)もプラスチック問題と共に重要なテーマとなっていますので、身の回りでどのような変化が起きているかも含めて、ポイントを整理しておきましょう。

【★】北京冬季オリンピック・パラリンピック

2022年2月から3月にかけて、北京オリンピック・パラリンピックが開催されました。

北京では2008年に夏季オリンピックが開催されており、夏と冬のオリンピックが同じ都市で開催されるのは史上初めてのことでした。

日本選手団は冬季オリンピック最多の18個のメダルを獲得しました。

このほか、新疆ウイグル自治区での人権問題を受けて、複数の国が政府関係者を開会式や閉会式に派遣しない外交的ボイコットを行いました。日本も外交的ボイコットという言葉こそ用いませんでしたが、それらの国と同様の対応を取りました。

さいごに

ここまで2022年の重大ニュースをみてきました。

これらの時事問題について、より詳しく重要用語・ポイントを紹介する動画をYouTubeにアップしているので、ぜひこちらもご覧ください。

2023年に話題となりそうな時事問題(ニュース予定)を整理した動画もアップしました!

2022年の重大ニュースのタイトル

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